肩の痛み
肩の症状
痛みやこり・肩が痛む ・肩が張る ・肩が凝る ・肩が重い ・鎖骨あたりが張る ・鎖骨の下が痛む |
動きづらい・腕が上がらない ・腕が後ろに回らない ・腕が伸ばせない |
関連項目・四十肩・五十肩 ・胸郭出口症候群 ・寝違い
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症例4 肩が重だるく物が乗っている感じがする
患者: 女性 50代
来院: 2016年9月
症状
肩が重だるく物が乗っている感じがする
4日前に肩の違和感を感じるようになり、昨日は肩に痛みが出て重だるさも感じるようになり、以前罹ったことがある当院にご連絡頂いた。
施術内容と経過
問診をすると、最近事務作業が立て込み座り仕事が多く、また腹部の違和感もあるとのことだった。
発熱やしびれもなく、左右の肩上部の痛みがあることから、臀部の緊張が原因と考え臀部に刺鍼。臀部の刺鍼後、肩の凝っている部分が明確になり、それらの凝り改善のために背部、手に刺鍼したところ、肩の凝り、重だるさが解消された。また、腹部の違和感改善のために、足に刺鍼。さらに、身体全体の連動を整えるために活法を行ない、施術終了。明日以降、症状が残った場合は引き続き施術するというお話をして1回で終了。
後日、ご連絡頂き、施術後は、肩の違和感など症状が出ていないとのことだった。
同時に施術した症状
腹部の違和感
主に使用したツボ&活法
胞肓R、C7(0.5)R、T4(0.5)L、六谿R、足三里R
骨盤回し 肩回し
考察
今回のケースは、普段されない座り仕事が続いたことで臀部の緊張が強くなったことが原因であった。こうしたケースは臨床でよく診られる。また、腹部の違和感も重なり、肩の重だるさが増強したと考えられるが、早めに治療できたことで早期改善につながった。
※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。
症例3 五十肩 右腕が挙げづらい
患者: 女性 50代
来院: 2016年11月
症状
五十肩 右腕が上まで挙がらない
約1年前に、右腕が挙げづらくなり、次第に手が挙げると肩に痛みが出るようになり、夜間にも痛みが出るようになる。自分なりにケアをずっと続けて、痛みは以前より少なくなっていたが、いまだ、右腕は上まで挙げられず、結滞動作ができず着替えもままならない状態であった。知人の紹介で来院された。
施術内容と経過
初診:右腕が挙げづらく、また右腕を挙げると右側頚部(首の横)に違和感があった。肩甲骨から胸椎の可動性が失われた結果、右腕が挙げづらくなっていると考え、胸椎の動きを出すために、手、背中に刺鍼したところ、右腕が挙げやすくなった。また、結滞動作もでき、久しぶりに後背部で両手がつくようになったと仰っていた。
2診(初診から7日後):まだ着替えがしづらい。右肩の動きをチェックすると、右肩の屈曲・水平内転がしずらく、肩の重さを感じる。このため、初診の時と同様に、胸椎の可動性を改善させるために、手や足に刺鍼したところ、右肩の重さがなくなり、屈曲、水平内転がしやすくなった。
3診(初診から20日後):右腕はかなり挙げやすくなり、ご自身のケアとしてラジオ体操を始めたとのこと。まだ、右肩を挙げると右側頚部(首の側面)に違和感があるため、鎖骨の動きが制限されていると考え、手に刺鍼。また座位と立位で違和感の感じ方が違うことから、下半身に着目し、腰部に刺鍼したところ、右腕が更に挙げやすくなり、側頚部の違和感もなくなった。
症状も改善していることから、始められたラジオ体操などご自身でケアを続けてもらうよう指導を実施し、3診で施術終了とした。
同時に施術した症状
肩の重だるさ
主に使用したツボ&活法
初診 後谿R 六谿R 孔最R T9(1)R 合谷R
2診 C5(1)R 篭掩R 玖路R 孔最R
3診 志室LR 鉤笠R 肩のこり抜き&承山上げ
考察
いわゆる五十肩であった。五十肩は、痙縮期、拘縮期、回復期と様々な経過をたどっていく。今回のケースは、回復期の状態で、右肩関節に症状が発生してかなり長い期間が経過していたが、痛みの箇所に着目せず、肩の動きを出していくことで、患者さん自身も改善することを実感できた。
※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。
症例2 じっとしていても右肩が痛む
患者: 女性 60代
来院: 2016年8月
症状
じっとしていても右肩が痛む
長い間、右肩の痛み、違和感に悩んでおり、近くの整体に行きながら身体を労わりつつ、だましながら生活を送っていた。会社の同僚が当院での鍼治療を聞いて来院された。今日は、座位でも立位でも、またじっとしていても、右肩が痛む。
施術内容と経過
まずは、肩、首の動きを確認したところ、後屈(上を向く)、右・左回旋(右・左を向く)、右側屈(右にかしげる)で右に痛みが出るとのこと。問診している中で、便秘気味であるとのお話があり、お腹の状態を押して確認したところ、みぞおち・右肋骨の下際・へその左下に痛むなど違和感があった。まずは、腹部の違和感を解消するために、手、足に刺鍼したところ、右肩の痛み、違和感がなくなった。最後に、残った首の動きを改善させ施術終了。
同時に施術した症状
腹部の違和感
主に使用したツボ&活法
曲泉R 中封L 合谷R T4(3)R 後谿R
考察
今回のケースは、動かさずに、じっとしていても肩が痛む点に着目した。こうしたケースは、内臓の働きが悪くなることで、肩こりが起こることも考慮する必要がある。例えば、胃腸に消化できなくなったものが溜まってしまうと、肩に負担がかかってしまうことがある。問診で便秘などのストレスがあることが判明。結果として、腹部の違和感を解消することが肩こり解消の近道であった。
※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。
症例1 四十肩 左腕を挙げると肩の前面に痛みが出る 左手が後ろに回らない
患者: 女性 50代
来院: 2015年10月
症状
四十肩 左腕を挙げると肩の前面に痛みが出る 左手が後ろに回らない
2か月前から左腕が上がらず、手が後ろに回らないため、着替えするのが難しい。夜間痛があり、朝起きた時は左腕が重だるく、痛みがある。以前に右肩の四十肩をやったことがあるため、痛みのつらさは知っている。今回、左が利き腕であり、早く生活に支障がないようにしたいため、知人の紹介で来院された。
施術内容と経過
1診:左手がおしりまで回らず(結滞動作が出来ず)、左腕の重だるさをとても感じる。また、夜間に痛みがあるため睡眠の妨げなっている。まずは、左手がおしりまで回るよう、背部、手に刺鍼。おしりまで手が回る様になったことを確認後、左の重だるさ改善、夜間の痛み改善目的で、手、頚部へ刺鍼。重だるさは改善し、夜間の痛みは患者さんに確認してもらうことで、まずは施術終了。
2診(初診より10日後):夜間の痛みがかなり無くなり、患者さんがとても喜んでおられた。更に左肩の可動域を改善させるため、頚部、背部、手、足に刺鍼。
3診(初診より18日後):夜間痛なし。左肩の動きが良くなってきたが、肩上部など細かい箇所の違和感が気になるとこのことで、背部、手に刺鍼。
4診(初診より23日後):左肩の動きがかなり改善されてきた。頚部前面、鎖骨あたりの重だるさがあり、背部、手に刺鍼。併せて左肩、肩甲骨周りをストレッチなど他動運動を実施。
5診(初診より30日後):左肩に症状はかなり良いとのこと。今日は寝違いがあり頚部の動きづらいため来院。症状改善として、手に刺鍼。
その後、確認したところ、症状は治まっており、5診後、患者さんご自身の判断で、仕事を一旦離れ心身共に自身のケアされたそうである。今では症状もなく仕事に戻られ、生活に支障がなく過ごされている。
同時に施術した症状
腕の重だるさ 夜間痛
主に使用したツボ&活法
C5(1)L 外谷L T4(1)R T4(2)L 陽輔L 六谷L 後谿L
考察
夜間痛、動作時痛があり、一番つらい動きをひとつずつ解決し肩や首の動きが出来るようにしていくことで、患者さん自身も改善することが実感できていた。しかしながら、仕事へのストレスがあり、患者さんの判断で一旦仕事を離れて心身共にケアされたことが更なる早期改善に繋がったと思われる。
※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。
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