《 膝の痛みの症例 》


◆症例2 右膝の裏がピリピリ痛む 正座がしづらい

患者:女性 50代

来院: 2016年12月

●症状

膝痛 体重をかけると右膝の裏がピリピリ痛むようになり正座がしづらい

 

最近、急に、立位の状態から膝を曲げて体重をかけると右膝の裏がピリピリ痛むようになった。しゃがむことが何とかできるが、正座がしづらくなった。症状が悪くならないようにと来院された。

●治療内容と経過

立位で膝の状態を確認したところ、左に比べて、右膝の膝蓋骨周辺のむくみがあった。立位姿勢はやや右に重心があり、立位から膝を曲げて体重をかけると、右膝が外に開いていく。下肢全体の軸に問題あると考え、臀部、下肢に刺鍼したところ、右膝が曲げやすくなり、正座もできるようになった。最後に左右のバランスを取るために活法を行ない、施術終了。軸が整い、膝が動きやすくなったことで、膝のむくみの左右差がなくなった。

●同時に治療した症状

膝のむくみ

●主に使用したツボ&活法

膝根R 殷門R
骨盤の高低差の改善

●考察

結果として、膝の動きにおける軸がずれて起きた膝の痛みであった。また、膝の可動域が出たことで水分の貯留が減り、むくみ改善につながったと考えられる。膝の痛みは、膝だけでなく、下肢全体をみて施術を実施することが大事であり、今後も下肢全体を観察していきたい。患者さんには変形性膝関節症における質問もあり、症状やリスクなどできるだけわかりやすく説明した。


◆症例1 歩く時・立ち上がる時に左膝が痛む

患者: 男性 50代

来院: 2015年11月

●症状

左膝の痛み 歩く時・立ち上がる時に痛む

 

2か月前に、仕事内容が変更となり、かなりの距離(1日2万歩以上)を歩くようになっり、1か月前から歩くときに左膝にズキズキする痛みが出るようになった。また座った姿勢から立ち上がる時にも痛むとのこと。知人の紹介で来院された。

●治療内容と経過

痛みのない範囲で、立ち上がり動作をして頂くと、左膝の外側に痛みがあることを確認。問診では特に転倒したりして膝を打ったことがないこと、そして、仕事でかなりの距離を歩かれていることを考慮し、臀部を触診したところ、仙腸関節近くに少し硬い所があった。また、膝の曲げづらさもあるため、臀部、足に刺鍼したところ、左膝の痛みがかなり改善した。仕事において左膝の具合を確認して頂いて、違和感などあるようなら来院するよう話をし終了。

●同時に治療した症状

 なし

●主に使用したツボ&活法

委中L 大腰L 膝根L
膝裏の拘縮取り

●考察

膝と臀部には、密接な関係があるため、今回の症例は、この関係に着目した。仕事とはいえ、1日にかなりの距離を歩いているとのことで、臀部の筋肉の疲労感で動きが悪くなり膝への負担が強くなったと考えられる。