生理痛
当院の「生理痛」における施術の特徴
1.まずは、お腹の触診をして原因を探します
生理痛には、お腹の痛みだけなく、頭痛、腰痛、肩こり、便秘、イライラなど様々な症状があります。まずは、お腹を触診して原因を探していきます。症状が複雑化している場合は、肩や腰なども併せて診ていきます。
2.お腹には施術いたしません
お腹などを触診して状態を確認したあと、鍼やお灸は、お腹には施術いたしません。主に手や足に行ない、症状に応じて、肩や腰などにも行ないます。
3.鍼をする箇所は最小限にします
「当院のはり施術の特徴」にもあります通り、鍼をする箇所は、厳選し最小限にしています。
症例1 生理痛 下腹部の痛み
患者: 女性 20代
来院: 2017年7月
症状
生理痛 下腹部の痛み
昨日から生理が始まり、下腹部の痛み、違和感が強い。最近は特に生理痛が強く、生理不順も出るようになった。また、肩の張り感も強く、仕事でかがんで上下に物を運ぶ時に腰痛があるなど仕事にも支障が出るようになり、何とか改善したと思い、以前ご家族が当院に罹ったことがあったため、ご連絡頂いた。
施術内容と経過
腹部を触診すると、下腹部全体に張り感があった。患者さんに痛みの箇所を確認すると、みぞおちとおへそより左下側にあり、その箇所を押すと痛みが強くなる。下腹部の痛みや違和感を改善するために、足に刺鍼したところ、下腹部の痛み・張り感が改善した。腰については、前に屈むと大腿後面が張るため、腰に刺鍼したところ、前にかがんでも腰の痛みが出ることはなくなった。活法でさらに肩の調整を行ない、この日はこれで施術終了。
2診(初診から約1か月後:前回の生理から25日目):前回の施術した後、ほとんど痛みがなかった。また、足の冷えをあまり感じることがなくなった。生理前のため予防として同様の施術実施。
3診(初診から約2か月後)下腹部の痛み、違和感がほとんどなし。今までの症状の経過を確認したところ、生理痛はなく、生理の状態(塊がなく色も鮮血)もよくなり、生理不順も改善されつつある。症状が改善されているため、生理痛に関しての施術は3診で終了とした。現在は、身体のケアのため来院されている。
同時に施術した症状
腰痛 肩の張り感 足の冷え
主に使用したツボ&活法
曲泉R 陰陵泉L 腰眼LR
L2(0.5)LR /胞肓LR(お灸を実施)
坐骨切り 肩回し
考察
問診から「最近、職場で異動があった」ことをお聞きして、少なからず環境変化によるストレスが内臓の働きに影響と与えたとも考えられる。こうした情報は、施術には大事な情報のひとつである。結果として、お腹の状態をよく確認し、腹部のかたさや緊張を緩和していくことが症状改善につながった。
※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。
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